
肝斑は、頬・額・鼻・鼻下・アゴなどに左右対称性にある、地図状の淡褐色のシミのことを言います。日本人の皮膚は肝斑ができやすく、20代後半~50代の多くの女性に見られます。原因として、女性ホルモンが関与していると言われています。
肝斑とは?
妊娠・出産後・ピル内服などホルモンバランスが変化したときに現れます。妊娠中に現れる場合は、妊娠2~3カ月ころから現れることが多く、次第に色が濃くなります。出産後には少しずつ消えていく場合もありますが、長期に持続する場合もあります。
また紫外線、皮膚への過剰刺激(こすり過ぎ)、不規則な生活、ストレスなども肝斑が発症する原因となります。
肝斑のチェック法
- シミが頬骨・目尻のあたりに左右対称にある。
- シミの形は、もやっと広がっている。
- 妊娠したことがある、またはピルを服用したことがある。
- 顔のマッサージをよくする。
- ストレスをよく感じる。
- 日常生活や食生活が不規則
以上のチェック項目が多い方は、肝斑の可能性があるので、早めに医師にご相談ください。
肝斑の治療の流れ
- STEP1
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カウンセリングにてお肌の状態をドクターが診察し、どの治療に適応かどうか判断します。個々の症状に応じた治療法をアドバイスします。
- STEP2
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クレンジング洗顔してメイクを落としていただきます。
- STEP3
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肝斑の部分に、レーザーを照射します。
- STEP4
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最後にお肌をクーリングして終了です。
手術時間 | 10分程度 |
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痛み | パチパチとはじくような刺激があります。 |
通院 | 1~2週間に1回のペースで5~10回繰り返し治療します。 |
施術後 | 肌にほんのり赤みが出る方がいます。 時間の経過とともに消えますので、ご心配ありません。 治療後はいつも通りメイクをすることができます。 |
注意点 | 治療中の日焼けは、悪化の危険がありますので控えてください。 |
肝斑のよくある質問
- 内服薬は必要ですか?
- 肝斑の対策には、体の内側からメラニンを抑えることが大切です。そのため内服薬は不可欠です。 内服薬に加え、美白外用剤を使用していただければ、さらに効率的に肝斑治療ができます。
- 痛みはありますか?
- 痛みの感じ方には個人差があります。人によっては、肌を輪ゴムではじかれるような痛みを感じることがあります。照射直後にクーリングを行いますので、帰宅される際には、ほとんど痛みは感じません。
- 治療後に注意することはありますか?
- 外出する時には、日焼け止めを塗るなどして、日焼けしないように注意してください。また、こすったりすると刺激で肝斑が悪化することがあるので、控えてください。