二重ラインに沿って皮膚を切開し、眼瞼挙筋を直接見ながら、眼瞼挙筋の力がまぶたに伝わるように調節する方法です。同時に余分な皮膚や脂肪を取り除くことができるので、若々しい目力のある目元に形成する事ができます。
眼瞼下垂(切開法)とは?
眼瞼下垂は、上まぶたを上手く挙上することができなくなる疾病の1つです。上まぶたが黒目を覆い、視野障害を引き起こします。初期の段階では自覚症状はなく、無意識のうちに眉毛を挙上して上まぶたを持ち上げ、視野を確保します。次第に額のシワ・眼精疲労・頭痛・肩こりなどの症状をきたすようになります。重症化すると距離感がつかめなくなり、転倒や事故を引き起こしたりします。 原因としては、加齢・コンタクトレンズ・眼筋疾患などがあります。
眼瞼下垂(切開法)の治療法
目には眼瞼挙筋といって、目を開く作用のある筋肉があります。この眼瞼挙筋の力が上手く上まぶたに伝わるようにする事で、眼瞼下垂を治療する事ができます。方法としては、埋没法と切開法の2種類の方法があります。
切開法は、二重ラインに沿って皮膚を切開し、眼瞼挙筋を直接見ながら、眼瞼挙筋の力がまぶたに伝わるように調節する方法です。同時に余分な皮膚や脂肪を取り除くことができるので、若々しい目力のある目元に形成する事ができます。
眼瞼下垂(切開法)の流れ
- STEP1
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二重のラインと、まぶたを持ち上げたい位置をマーキンキング。
- STEP2
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局所麻酔します。希望があれば、静脈麻酔を併用することもできます。
- STEP3
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二重のラインに沿って切開します。
(この時、余分なたるみや脂肪を除去することもできます) - STEP4
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極細の糸を使用して、眼瞼挙筋と瞼板を補強し、眼瞼挙筋の力が伝わるようにします。目の開き具合、左右のバランスを調節します。
- STEP5
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最後に皮膚を縫合して終了です。
施術時間 | 60分 |
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麻酔方法 | 点眼麻酔・局所麻酔。希望により静脈麻酔を併用します。 |
ダウンタイム | 1週間ほど腫れがあります。抜糸翌日よりメイクできます。 |
施術後の診察 | 7日目に抜糸に来ていただきます。 |